産業が足りない
    2015-12-19


    一口に欧州といっても、EU(欧州共同体)は加盟国だけで28を数え、総面積は429万平方メートルと日本の11倍。人口は5億人を超える。地域、国によって色合いは全く違う。EU加盟国の中で共通通貨ユーロを導入している国は、2014年初めに加盟したラトビアを含めて18に及ぶ。それぞれ文化も伝統も、そして多くのケースにおいて言葉も違う。過去を振り返れば時に同盟し、時にいがみ合い、時には戦火も交えた。多様でない訳がない。
    筆者が2010年以降に訪れた欧州3カ国はみな“南”だったが、それは筆者の気持ちの中に「欧州で問題を抱えるのは南だ」との意識があったからだ。スペインには2009年から2010年にかけて、ギリシャには2012年4月に行った。実際、財政危機や通貨危機など最近の欧州の危機は全て“南発”となっている。そして今、その危険性が大きく浮上しているギリシャのユーロ離脱危機。今後の展開の中できっと取り上げることになるが、欧州の南の国々が共通に抱える問題は、「抱えている産業の数が足りない」というものだ。
    産業の数が足りないというのは、実に深刻だ。いくつかしかない国内産業の一つでも深刻な危機に直面すると、すぐに国全体の雇用状況が悪化する。今回行ったイタリアはさすがにブランドの国で、繊維や革製品などの優れた小規模手工業を持つ。車も高級ブランドとしてフェラーリ、ランボルギーニ、マセラティなどがある。しかし、どれも会社の規模は総じて小さく、国民の多くの層に職を与えてはいない。

    source :
    http://manabow.com/somosomo/20150116.html

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